タイヤの事など知らない一般の人がタイヤ交換をする時に 失敗しないタイヤの選び方

早速ですが、自分に車の《タイヤサイズ》をご存知ですか?

車好きの方や、自動車関係のお仕事をされている方以外はすぐに言う事は出来ないと思います

車にとって《タイヤ》は重要な部品ですが、一般の方にとっては「黒くて丸いゴムで出来た部品」にすぎませんから、タイヤには無関心の方がほとんどです

そんなタイヤの事など知らない一般の人がタイヤ交換をする時に 失敗しないタイヤの選び方をご紹介します

タイヤ交換をするキッカケは他人まかせ

黒くて丸いゴムで出来た部品に興味(関心)を持っている方は少ないでしょう

きっと「タイヤ交換をしなきゃ」と思うキッカケになる出来事は・・・

 車検見積り
 ガソリンスタンドやディーラーで安全点検
 パンク修理 (パンク修理不可能の場合はその場で交換するかテンパータイヤに交換する他ありません)

私がタイヤ販売に携わっていた時、来店されたお客様は、他人に指摘されてタイヤ交換をする方がほとんどでした あなたはいかがですか?

そして、突然の出費に「えぇええ・・」と思う方が多いのではないでしょうか

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失敗しないタイヤの選び方

車検見積りや安全点検などでプロにタイヤ交換を薦められると、一般の方は「この車に合うタイヤ」「価格が安いタイヤ」といった選び方をします

中にはブリヂストン、ヨコハマなどタイヤメーカーを指定される方もいらっしゃいますが・・・

-01- 価格が安い物

最近はタイヤの性能がよくなっているので価格だけで選ぶのも悪い選び方ではありません

特に、営業車などかなりの距離を乗る場合は、コストを考えるのは当然の事ですし、「黒くて丸いゴムで出来た部品にお金をかけたくない」のも分かりますが、もう少し検討してはいかがでしょうか?

POINT「黒くて丸いゴムで出来た部品」は安全にも関わる重要な部品なのです

価格だけで選んだ場合、 例えば・・・

 音(走行音)がうるさい
 ゴツゴツした感じがする
 タイヤの減りや劣化が早い

などの不満を後から感じる事があります

価格も大切な選び方のポイントですが、安全性や経済性・快適性能も考えた選び方をおススメします

-02- この車に合うタイヤ

「この車に合うタイヤはどれ?」と相談されるほとんどの方は「タイヤサイズ」を訊ねていますので、タイヤの性能や特徴について一般の方は「タイヤなんてみんな同じ」と思っているのでしょう

「それは大きな間違いです」と申し上げておきます

燃費を良くする可能性があるタイヤ

ハイブリッド車が人気なのは「低燃費である」事です

実は、タイヤにも燃費を良くする可能性があるタイヤがあるんですよ
一般にエコ(低燃費)タイヤと呼ばれています

TVコマーシャルでも紹介されていまので名前を聞いた事があるのでは・・

代表的なブランドは

 ブリヂストン  エコピア   (ECOPIA)
 ヨコハマ    ブルーアース (BluEarth)
 ダンロップ   エナセーブ  (ENASAVE)

カタログ性能では普通のタイヤと比較して平均で4~6%ほど燃費が向上するといわれています

エコ(低燃費)タイヤにはメーカーに関わらず、共通マークがついています

「AAA~C」が転がり抵抗係数「a、b、c、d」がウェットグリップ性能エコ(低燃費)タイヤは転がり抵抗係数がA以上、グリップ性能がa~dの範囲のタイヤを「低燃費タイヤ」と呼び左の赤枠のマークが表示されます

道路条件や運転の仕方で結果は変化しますが、燃費向上と安全性(ウェットグリップ性能)に着目したタイヤであると言えます

ふらつきを抑える車種別専用タイヤ

人気車種に「ミニバン」があります

ミニバンの特徴は室内空間を広くするために車高(屋根)が高くなっています 車高の高い車は走行車線の変更やカーブ、山道走行などでふらつきが大きくなります

この「ふらつき」はハンドル操作のミスにつながりますので、タイヤ外側や側面を強化したり、パターンの形状を非対称にするなどの「ふらつき」を抑える工夫をしたタイヤの事を、「ミニバン専用タイヤ」と呼びます

ミニバンはタイヤの片摩耗(片減り)が起きやすい車種なんですよ

「タイヤの外側だけ溝がない」なんて事が良くあって、そうするとまたタイヤ交換が必要になる訳です 片方の靴下に穴が開いたから使い物にならない様なものかな?

それって凄くもったいないですよね

最近では軽自動車でも車高の高い車種があるので、ミニバン専用タイヤのノウハウを生かした軽自動車用タイヤもあるくらいです

POINT失敗しないタイヤの選び方は自分の車にあったタイヤを選ぶ事が重要です

結局どうすれば良いのか? おしまいに

この記事を最後までご覧いただいても「へぇ~そんなタイヤがあるんだ」と思っただけでしょう 「だから結局どうすれば良いんだよ?・・・」ですよね

音(走行音)がうるさい  好きな音楽が良く聞こえない!
ゴツゴツした感じがする  乗り心地が悪くで嫌だ!
タイヤの減りや劣化が早い また、交換かよぉおおお!

と言う不満をタイヤ購入時に店員などに相談するんですよ

聞くは一瞬の恥、聞かぬは・・・と言うじゃありませんか

価格だけで選ぶと結局は損をしてしまうかも知れませんよ

もちろん価格の条件も重要ですが、それにも増して音や振動、燃費、安定性などタイヤに対する満足度の高い買い物をすることが大切です

最後までおつきあい頂き本当にありがとうございます

タイヤって本当に重量な部品なんですよ 「価格が安ければ良い」と言うだけでは安全性や経済性を無視した選び方だと思います

皆さんは失敗しないタイヤの選び方をして下さいね