「ちゃんとお詣りして欲しいから・・・」と神職さんが話してくれた神社を庶民がお詣りする時の作法

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前回に続きで、やっと拝殿の前にたどり着いた所から始めます

前回のお話では「行く前に何の神様かしっおこうよ」とか「鳥居はくぐろう」「手を洗おう」などについてお伝えしました

気になる方はお読みください

皆さまも初詣に行かれたと思います。私も2度お詣りさせて頂きました 「初詣」は新年になって初めて神社や寺院を訪れて一年の無事をお願いするわけですが、 人にものをお願いす...

「作法」と言うと堅苦しくなりますね。でもご安心ください。神職様は私の様な者でも出来る範囲の事を話して下さいました

つまり、「庶民がお詣りする時の作法」です

神様の前ではこうした方が良いよと言うレベルのお話なので、まず最初にお断りしておきます

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神社詣りの作法

手水舎で身を清めたら、いよいよ願い事を聞いて頂くのですが「ここからどうしましょう」と言うお話です

鈴とお賽銭どっちが先なのか

目の前にある鈴をガラガラと鳴らすか、お賽銭を入れるか、どっちが先なのか迷う事はありません。結論から申し上げますと「どちらでも・・」

■ガラガラは「本坪鈴」

ところでガラガラと呼ばれる“鈴”の正しい名前は「本坪鈴(ほんつぼすず)」と言うそうですよ。豆知識として覚えておいても良いでしょう

では、なぜ鈴を鳴らすのかと言うと、本坪鈴を鳴らすと神様にお参りに来た事を知らせるだけではなく、穢れを祓ってくれるそうです

■お賽銭はいくらにする

今では「お賽銭=お金」と思っていますが、昔は稲穂やお米を白い紙に包んで供えした「おひねり」だったそうですよ

気になるのは「お賽銭はいくらにする」って事でしょうか?

こちらも金額に決まりはないそうです。感謝の気持ちとお願いを込めて無理をしない金額で十分だそうです

それよりもお賽銭には気になる「語呂合わせ」があります。

「語呂合わせ」のお話はコチラの記事を見て下さい

姿勢を正して「二礼二拍手一礼」

さて、ガラガラとお賽銭が済んだら一度姿勢を正しましょうか。やっぱりメリハリは大切ですよね

ここからは新社会人の研修みたいになりますがお付き合いくださいね

■「二礼」

ペコリと頭を下げる「会釈」から「敬礼」、「最敬礼」と腰を折る角度の話は致しませんが、神職様は深々と「礼」をされますね。その例の仕方を「拝」と呼ぶそうですよ

そう言えば「二礼二拍手一礼」も「二拝二拍手一拝」とも言いますよね

つまりは深々とお辞儀をするという事です

しかし「腰が痛い方は無理しなくても大丈夫」との事です

■「二拍手」

拍手を2回打ちます

まずは手を合わせる(構える)・・ここでポイント

手を合せたら右手を少し下にしましょう

左手は神様を表し、右手は人間を表すので神様の方を上にすると良いそうです

■願い事

「二拍手」の後にそのまま手を合わせてお願い事を言う(心の中で)のが一連の流れですがいきなり願い事を言ってはいけません

まずは「自己紹介」ですよ。

神様だってどこの誰だか知らない人がいきなり「宝くじが当たります様に」とか言われても・・・

それじゃぁ「欲」丸出しです

自己紹介が済んだら「おかげさまで無事に暮らしております。ありがとうございます」とか「感謝の気持ち」を申し上げると良いそうですよ

■「一礼」

最後に深々と一礼してお詣りが済んだら一歩後ろに下がってから振り返るとよいそうですが、混雑している時は後ろに気を付けなければいけませんね

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神社を庶民がお詣りする時の作法
まとめ

神職様はもっと詳しくお話してくださいましたが、神社を庶民がお詣りする時に一番大切なのは神様に失礼が無いように心配りする事と、感謝の気持ちを持つ事だそうです

最もなお話ですね

それに初詣の様に混雑している時は他の方への配慮も忘れづにとおっしゃっていました。そう言う事が自然と出来る方に「ご利益」があるんでしょうね

作法よりも「心を込めてお詣りする」ということが大切なんですね。 作法ばかりに気を取られていては本末転倒ですもんね

最後に神職様は「ガラガラとお賽銭ならお賽銭が先」という事もあるし「二拍手」ではなく「四拍手」と言う神社もある、願い事の際は合掌はしないとか・・・色々です。「作法は神社によっても違います」と話して下さいました

私はせめて神様に失礼のないお詣りを心がけるつもりです





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