料理レシピに「適量」「適宜」「少々」「ひとつまみ」などと調味料の分量があいまいに表現されていることがありますね
これらはおもに塩や砂糖・コショウのような粉調味料に多く使われていますが、新型コロナの影響で自炊を始めたばかりの方や料理に不慣れな方には意味がわかりずらい表現だと思います
塩・コショウ適量・・・あなたはどれくらいの量を使いますか?
この記事は不慣れな方にも分かるように料理レシピの「あいまいな分量表現の意味」についてご紹介します
料理レシピ
料理レシピは設計図ではないので書かれてる材料をすべて使えば同じものができるわけではありません
例えば「玉ねぎ1/2個」と書かれていても、そもそも玉ねぎ自体の大きさが様々なので投稿者と利用者に分量の差が生まれます
同じように「塩・・・ひとつまみ」と書かれていても作り手次第で加減が違ってしまいます。つまり
料理レシピの分量は、そもそもが「あいまい」です
その他にも調理器具や作り手の好みの違いで、レシピ通りに作っても美味しい料理ができるとは限りません
そこで、味調整に必要な調味料の表現はあいまいになるわけですが、経験を積むと加減が身に付いてきます
この章のポイント
とは言っても「あいまいな表現」でも、ある程度の分量は決まっていますがその前に・・・!
あいまいではないけど間違いやす分量
レシピには「塩 大さじい1」とか「小さじ1」と書かれていますね。とても分かりやすい表現ですが、間違いやすいポイントを2つご紹介します
大さじ/小さじ
ところで「大さじ/小さじ」と書かれている時どんなスプーン(さじ)を使っていますか?レシピで言う「大さじ/小さじ」は計量スプーンのことです
計量スプーンの小さじは5グラム、大さじは15gと覚えて下さい
計量スプーンがない場合一般的なティースプーンやカレースプーンならほぼ同じ分量を量れますが正確に量りたいなら計量スプーンを使いましょう
量り方
それではどちらが「大さじ1/小さじ1」でしょう
答えは“左側”です
量り方次第では分量に大差が出てしまいますので注が必要です
この章のポイント
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あいまいな表現の具体的な分量
前々章で申し上げたように、レシピ通りに作っても同じ料理は出来ません。最終的には作り手のセンスや経験、味覚(好み)に任せることになります
その為に味の微調整をする調味料の分量はあいまいな表現を使うのです
少々とひとつまみ
「少々とひとつまみ」
具体的な分量を調べて見ても文献によって様々です。平均すると「少々は0.5g」「ひとつまみは1g」ほどです。いずれもわずかな量を示す表現ですが、少ない人数分の料理を作る時などには重要になります。
適量と適宜
「適量」は決まった計り方や量があるわけではありません。「味見をして自分好みの味に調整してください」という意味です
料理を作る時だけではなく、食べた時に「塩が足りない!コショウが欲しい」と感じる事があると思いますがその時に使った分量こそ「適量」なのです
「適宜」は「必要だったら使ってね」と言う意味です
あいまいな “分量” まとめ
「塩梅(あんばい)をみる」 この意味をご存知ですか?調理に関してなら「 料理の味を調える事・味加減する」と言う意味です少々や適量と言ったあいまいな表現を使うのは、結局は「自分の舌で美味いかどうか考えなさい」という事です
今回は調味料のあいまいな “分量” ついてお話をさせて頂きました。最後に、レシピに載っている分量は目安と考えた方が良いでしょう。料理は失敗しながら覚えるものです
皆さんの健闘をお祈りします。それではまた・・・