「お粥、雑炊、おじやの違いを分かりやすく説明できますか」と聞かれて “はい” と即答できる方は凄いと思います
私なら「お粥」は風邪などで体調が悪い時に作ってくれるもの、「雑炊」は鍋料理の締め、「おじや」は・・・
そもそも「お粥」「おじや」「雑炊」に違いや共通点があるのでしょうか
あらためて考えると上手く説明できません
今回は 「お粥」「雑炊」「おじや」の違いと共通点についてです
「お粥」「雑炊」「おじや」の共通点
「お粥」「雑炊」「おじや」は全てお米を使っている所が共通点です
それぞれの違いはここから始まっています
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「お粥」 vs 「雑炊・おじや」
お粥には、「雑炊・おじや」と決定的な違いがありました
材用の違い
「お粥」にはお米を使った白粥の他に、「芋粥」や「そば粥」などもあります。お粥の材料はお米だけではではないようです
お粥は世界中にある
お粥は東アジア・東南アジアやヨーロッパやアフリカにもあるそうです。日本では中国粥が有名で専門店もありますね
水分量で呼び名が変わる
できるのもポイント。お米と水の割合が1対5だと全粥、1対7だと七分粥・・三分粥は米の20倍量の水で炊きます
粥の上澄みを重湯(おもゆ)と言います
病院で病気が回復して最初に出される食事ですね
調理方法の違い
お粥は水を多目にして生米を炊いて作ります。一方の「雑炊・おじや」はすでに炊いてあるご飯を使います
が・・・!
「入れ粥」と言う、ご飯の量の倍ほどのお湯で炊き直して作るお粥があります
そこを区別するのは「味付け」です
味付けの違い
お粥はお米と水で炊くか、少量の塩を加えて味付けしますが「雑炊・おじや」は醤油や味噌で味付けしたり、鍋料理の残り汁や味噌汁を利用して作ります
お粥(入れ粥)と雑炊、おじやの違いは味付けにありました
次は雑炊とおじやの違いについてです
雑炊とおじやの違い
でも鍋料理の締めは「おじや」とは言いませんよね あえて違いを見つけてみましょう
炊いたご飯を水洗い
雑炊は炊いたご飯を水洗いして表面のぬめりを取ってから煮込み、サラッとした仕上がりにします
雑炊とおじやの違いはお米のサラッと感にあると言えますね。なので鍋料理の締めで作る時はご飯を入れてから煮込み過ぎないのがポイントです
煮込み過ぎたり時間が経った雑炊は汁分を吸収してトロッとした食感のなります。そうなると「おじや」と変わりませんね
結局は「ご飯を水洗いする」ひと手間がかかっているのが雑炊ですね
ご飯粒の形が残ってる
もう一つの違いは、ご飯粒の形がハッキリ残っているものが「雑炊」で、煮込んでご飯粒の形が崩れてとろみがあるのが「おじや」という分け方もできそうです
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「お粥」「雑炊」「おじや」の共通点 2⃣
お粥は離乳食や精進料理、病人食としても食べています。また低カロリーなのでダイエット食にもなりますね
雑炊やおじやも柔らかく煮込むことで 消化が良く、お年寄りや、食欲がない時でも食べやすくなります
「お粥」「雑炊」「おじや」まとめ
「お粥」と「雑炊・おじや」の違いは、生米を使うか 炊いたご飯を使うか、味付けは「お粥」は味付け無しか、塩味のみ 「雑炊・おじや」は味噌・醤油、煮汁やだし汁を使います
雑炊とおじやに違いは、炊いたご飯を水洗いして表面のぬめりを取ってから煮込んでサラッと仕上げたのが「雑炊」でとろみが出るまで煮込んだり、ご飯粒の形が無くなると「おじや」ですね