食中毒は毒素を持った食べ物を食事で体内に入れてしまうと下痢や嘔吐や発熱などを発症する病気で、その多くは「細菌性食中毒」です
夏期に食中毒の原因になりやすい「お弁当のおかず」には絶対にやってはいけない盛り付け方があります
今回は、食中毒予防になる 弁当のおかずの盛り付け方 をご紹介します
細菌性食中毒を予防する
細菌性食中毒は、毒性を持った細菌や体内で増殖した細菌がおこす病気です。そのような細菌を、おかずに「付けない、増やさない」ことで予防できます
そのポイントをふまえて「おかずの盛り付け方」を考えてみましょう
細菌を付けない盛りつけ方
食中毒を起こす細菌は人の手や食材などの常在菌として身近に存在しているものもあります。食中毒を防ぐには細菌をお弁当に付けないことが何より大切です
菜箸・スプーン・手袋を使う
手に付いている細菌がお弁当に移らないように、盛り付けはおかずに手が触れないように菜箸やスプーンなどを使いましょう
箸使いが苦手な方はトングタイプのシリコン菜箸もあります
また、細かい作業が必要な時は調理用手袋
仕切り板の代わりに「生野菜」はNG
レタスやキュウリなどを仕切り板代わりに使ったりしていませんか? 生野菜は火も通っていないし水分が多いのでとても傷みやすい食材です
また水洗いが不十分だと細菌がそのままお弁当に付いてしまいます。とくにミニトマトを入れる時は注意が必要です
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生野菜や果物は、良く洗ってキッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取り、別の容器に入れると安心 です
細菌を増やさない盛りつけ方
細菌性食中毒「感染型」と呼ばれる食中毒は増殖した細菌が病原性をもつことで発症します。お弁当は細菌が増殖する温度が整いやすい環境です
細菌を増やさない盛りつけのポイントは温度管理にあります
おかずとご飯は冷ましてから
保温効力の無いお弁当箱を使っているならおかずとご飯は冷ましてから蓋をします。特に炊きたてご飯は高温なのですぐに蓋をするとおかずに熱が移り細菌が増殖する温度に成りがちです
夏期は、保管場所によって細菌が増殖する適温(30℃~40℃)が続き食中毒の危険が増えることになってしまいます
逆に保温効力があるランチジャーではご飯や汁物は高温の方が良いわけですが、おかず部分は常温保存なので注意が必要です
おかずとご飯は分ける
ご飯の上におかずを盛り付けるのはおすすめしません。ご飯の熱がおかずに移ったりすると細菌が増える適温になってしまう場合があります
2段式のお弁当箱
おかずは種類ごとに分ける
おかずは種類ごとに「盛りつけカップ」で分けると味移りを防いで見た目も綺麗になるだけではなく、細菌の増殖を抑えることが出来ます。抗菌カップならさらに効果UPです
「おかず」の盛りつけ方 まとめ
夏期はお弁当に細菌を付けない、増やさないことが食中毒予防の基本です。
細菌を付けない為には
- 手洗い遂行
- おかずに直接手を触れない
- 生野菜は使わない
細菌を増やさない為には
- おかずとご飯は冷ましてから(ランチジャー除く)
- おかずとご飯は分ける
- おかずは種類ごとに分ける
この他にも保冷剤や断熱性ポーチ(お弁当箱を入れる袋)などを利用して食中毒を予防しましょう。 それではまた・・・