年収130万円 社会保険の壁 扶養に残るか、外れるか…どちらが有利

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年収額によって支払う税金や保険料についてですが、突然パート先から社会保険に加入して・・・と言われたらどうしますか?

sorami
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パート先は年収130万円以上の従業員を社会保険に加入させなくてはなりません

今回は「年収130万円 社会保険の壁」に突き当たった共働き家庭が扶養に残るか、外れるか…どちらが有利なのかについての記事です

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年収130万円を超えると手取り額が減る

両親と息子2人(高校・大学)がいる我が家はもちろん共働き家庭です

パートに子供の世話、炊事洗濯と妻には感謝の一言です

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年収が130万円を超えると所得税・住民税の他に厚生年金・社会保険料を自分で支払う事になり、その分月々の手取り額が減ります

実際にどれくらい手取り額が減るのかを計算すると、年収130万円(月額 約108,333円)で健康保険・厚生年金保険の保険料額は合計16,423円になります
(地域や介護保険第2号被保険者に該当するかによって保険料額は変わります)

詳しくは ➟ 令和2年度保険料額表(令和2年9月分から)

つまり月々16,000円、年収で197,000円以上手取り額が減るわけです

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やりくり上手の妻でもこの金額は大問題でしょう

この年収130万円が扶養に残るか、外れるかの「社会保険の壁」です

手取り額を確保する

健康保険・厚生年金保険料を払っても今の手取り額130万円を確保するにはいくら稼げばよいのでしょうか?

稼ぐ分だけ保険料額も高くなるので「保険料額表」で試算してみると月収13万円、年収156万円で手取り額130万円を確保できます

年収156万円 - (保険料額20,006円×12)

試算するのは簡単ですが、パートで年収160万円近く稼ぐとなると時給の良い仕事か、労働時間を長くする他にありません

労働時間を長くするとその分、家族や自分にかかる負担が増えます

年収130万円の社会保険の壁を超えるか超えないかは決して自分だけの問題ではないのです。扶養から外れて健康保険・厚生年金に加入するなら、今の手取り額130万円を確保する分余分に働けるのか検討する必要があるかもしれませんね

次の壁

130万円の壁をを超えても次の壁がすぐに現れます

それが「150万円の壁」です。年収150万円を超えると世帯主の年末調整時に配偶者特別控除額が段階的に減り始めるのです

先ほどの計算を利用すると130万円の手取り額を確保するために年収156万円まで収入を増やしたとすれば、すでに「150万円の壁」に突き当たっていますね

年収130万円 社会保険の壁は扶養に残るか、外れるか…十分考える必要があります

年収130万円 社会保険の壁 まとめ

パートなどで年収130万円を超えると社会保険料の支払いで手取り額が約20万円減少します。減少した分を補うために労働時間を増やせるのかなど家庭の事情をふまえて扶養に残るか、外れるか…を検討しましょう

今以上に時給が上がらない、労働時間が増やせないなら「年収130万円 社会保険の壁」を超えない方が有利です

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