昔ながらのナポリタン 麺は太麺で赤ウインナーが必ず入っていた昭和時代の懐かしい味付けと作り方

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皆さんが思い浮かべる「昔ながらのナポリタン」はどんなナポリタンですか?

試しに「昔ながらのナポリタン」のレシピを検索すると、喫茶店の味とか、昔の洋食屋さんの味とか・・・ビッツクリするほど懐かしい言葉が並んでいます

そもそもナポリタンは、
野菜やウインナーをトマトケチャップで和え炒めしたスパゲッティです

ナポリタンに今も昔もあるのか?と聞かれれば、
昭和時代のナポリタンこそ「昔ながらのナポリタン」と答えるでしょう

今回は、今と昭和時代ナポリタンの違いについてのお話です
いっしょに拘りのレシピもご紹介しますのでお楽しみに!

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今と昭和時代のナポリタンの違い

令和、平成、昭和と3つの時代を経験している私にとって
「昔ながらのナポリタン」と言えば昭和時代のナポリタンですね

使っている材料は変わらないし、調理も簡単!
ではいったい何が違うのか? 

コックさんだった私が思う、今と昭和時代のナポリタンの違いは

sorami
sorami
麺は 太麺  赤ウインナー です

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昔ながらのナポリタン recipe

sorami
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もうちょっと詳しくご説明します

作り方

 パゲッティを茹で置きにします 昭和のナポリタンの麺は茹で過ぎがポイントですよ  少し放置して冷ましておくと麺が固まりますので、茹で上げて湯切りしたスパゲッティに、サラダ油を(小さじ1)まぶすとほぐしやすくなります

 赤ウィンナーを3本ほど輪切り(スライス)します  量は多くても構いませんが、昔ながらのナポリタンには赤ウィンナーが定番でした

 玉ねぎとピーマンはチョットだけ厚めのスライスにします マッシュルームは無ければ入れなくてもOKです ニンニク1片はスライスしてください

 フライパンにバターとニンニクを入れ軽く炒めます 香りが立ったら赤ウィンナーを入れて次に玉ねぎを炒めます 玉ねぎがしんなりし始めたらピーマンを入れます
その方がピーマンの色が綺麗に出ますよ

 野菜が炒まったら1度取り出した方が良いかもしれません 慣れてる方ならフライパンの端に具材を寄せて開いた所にトマトケチャップを入れます ケチャップを沸かす感じです
ケチャップは少し多めが良いですね 沸いたらすぐに野菜とあわせます

 茹で置きしておいたスパゲッティをほぐしながら入れて野菜ケチャップと和えます 麺がほぐしずらい時は少しづつ水(本当はゆで汁)を加えてください (入れすぎ注意)

 最後に塩・コショウで味を調整してください ケチャップの酸味が強い時は小さじ1ほど、砂糖を入れても良いですよ(入れすぎ注意)

これで「昔ながらのナポリタン」が完成しました

昔ながらのナポリタン 背景と拘り

バブル景気とイタ飯ブーム

「昔ながらのナポリタン」と呼ぶなら「バブル景気とイタ飯ブーム」を無視できませんね

昭和の終わりから平成の始めにかけての好景気を「バブル景気」と言います
バブル景気は庶民まで景気の良さを実感できましたよ

景気が良いと庶民の食事も贅沢になります

当時の洋食と言えば高級食材を使った“フランス料理”がメインでしたが、あまりにも堅苦しい「マナーや店のこだわり」で敷居が高く感じていた時に、もっと気軽で目新しい洋食を求めて “イタリア料理” が注目され「イタ飯ブーム」が起こったのです

当然、喫茶店も流行に乗り、簡単に作れるイタリア料理としてスパゲティーをメニューに加えた事でいっぺんに広まったと思っています

sorami
sorami
味付けも簡単で調理しやすいナポリタンが定番になるのは
当然のことですね

パスタは「イタ飯ブーム」以降

皆さんはスパゲティーとパスタ どちらで呼びますか
この呼び方で生まれた時代が分かると言うものです

パスタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・平成生まれ
スパゲッティ・・・・・・・・・・・・・・・・昭和生まれ

と、私が勝手に思っているだけですが、一応理由があります

当時イタリア料理の食材で一般的だったのはスパゲッティとマカロニ くらいなものです

「イタ飯ブーム」の頃、私は調理の修行中でしたが、パスタと言う言葉を知っている方は少なかったと思いますよ

アルデンテと茹で過ぎ

スパゲッティ(パスタ)を「歯ごたえが残る」様に茹でる事をアルデンテと言いますね
「麺の中心に髪の毛一本分の芯を残して茹であげる」などと言います

「イタ飯ブーム」が続いてだんだん拘りが出て来たのですね

それに伴ってスパゲッティも細麺と早ゆでが主流になって行きます
太麺をアルデンテに茹でるのは素人には難しい事ですから・・・

イタリア料理店ではソースを作って茹でたてのパスタをソースに和えるのが普通ですが、 昭和の喫茶店や洋食屋で出されていたスパゲッティは「茹で置き」が当たり前でした

だって喫茶店は気のいいマスターが一人で切り盛りしている事もあります
注文を受けてから茹でることはありません

かえってそれが
昔ながらのナポリタンの食感につながるのです
sorami
sorami

茹で置き(お湯は捨てます)にすると余熱で芯まで柔らかくなりモッチリした食感になります

要するに「茹で過ぎ」になるわけです

「昔ながらのナポリタン」にはこの食感が欠かせません・・・と思っています

昔ながらのナポリタン まとめ

最後に喫茶店でも洋食屋でも昔ながらのナポリタンに欠かせないこだわるがあります

ナポリタンは銀の皿

何故かはわかりませんが当時ご馳走だったのかもしれません

「イタ飯ブーム」以前には「ミートソーススパゲティ」もありました

昭和時代のスパゲッティと言えばこの2種類くらいでしたね

人それぞれ生まれた時代は違います

ですが「昔ながらのナポリタン」が生まれたのは昭和時代、それも「イタ飯ブーム」以前だと思っています

気の良いマスターが作ってくれた太麺で赤ウインナーが入ったナポリタンを思い出しながらこの記事を書かせていただきました

機会があれば「昔懐かしいミートソーススパゲティ」もご紹介します

最後まで、sorami におつきあい頂きありがとうございます
「昔ながらのナポリタン」を作ってみたいと言う方のお役にたてば幸いです

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