初夏から晩秋まで庭先やベランダを華やかにしてくれたマリーゴールドも終わりの時期が来ました
枯れたマリーゴールドを処分する前に「種」を採っておけば来年は苗を買わずにすみますよ
マリーゴールドは1つの花がらから沢山種を採る事が出来ますが、一昨年採った種から芽が出たのはほんのわずかでした
しかし去年採った種は高確率で芽が出たのです
この記事ではマリーゴールドの種の採り方と芽が出る種の見分け方、保存方法についてご紹介します
マリーゴールド 種の採り方
「マリーゴールドの種はどこにあるの?」と言う方も居るかもしれませんね 種は花柄の中にぎっしり詰まっていますよ
白っぽい部分と黒い部分に分かれた細長い形をしているのが種です。小さな花柄にも20~30位の種が入っていますよ
と思い勝ちですが、それは間違いです
実は、全部の種から芽が出るわけではないのです。写真の種もほとんど芽が出ないと思います。なので花柄はたくさん採っておきましょう
花柄を採る
まずは、「芽が出る種が取れる花柄はどんな花柄が良いのか?」ですが、画像の赤丸で囲んだ花柄のように花びらだった部分がほとんどなくなり茎が折れて下を向いている花柄が良いですね
「花柄」採りのポイント
花柄から種を採る
私のように直置きだと後かたずけが大変です
種採りはとても簡単!
- 花びらを取り除く
- 花柄の皮をむくまたは先端をつまんで引き抜く
花びらを取る時、画像の赤線より下には芽の出る部分が入っているので出来るだけ持たない方が良いですよ
芽が出る種の見分け方
全部の種から芽が出るわけでは無いと申し上げましたが、一昨年採った種から芽が出たのはたった4~5本。まいた種はその10倍!それ以上!
それは、同じように見えてもほとんどの種は中身が入っていないからです。完全に枯れた花柄でも中身が入っているのは極僅かです
色で見分ける
そこでまず、種の色で選別します。より色の濃い種だけを選んでください
画像を良く見ると黒色の部分に濃淡がありますね。赤矢印の種が良さそうです。青矢印のような種は中身が入っていないでしょう
絶対ではありませんが、種を選んでいるうちに中身の入った種は黒い部分の色が濃い事に気付きました
中身の入った種は硬いので一つ一つつまんで調べていましたが、数が多過ぎてあまりにも効率が悪い!ならば「良さそうな種を先に選んでしまえ」と言うわけです
その他は捨ててしまいます
つまんでみる・折ろうとしてみる
次に種の黒い部分をつまんだたり折ろうとしてみて下さい
この作業の注意点は力を入れ過ぎないことです。中身が入っていても力を入れ過ぎれば潰れてしまいます
中身の入っていない種はふにゃふにゃで折ろうとすると黒い部分が曲がってしまいます。この作業を繰り返して潰れない・曲がらない種だけを選びましょう
種を保存する方法
種を上手に保存するコツは湿気・光・温度に注意するだけです
用意するもの
どれも100均で買える物ばかりだし、家にある物で代用することもできます。シリカゲルはお菓子などに入っている物を使えば良いでしょう
湿気対策
採ったばかりの種は湿気を持っているのでコピー用紙などの紙の上に広げて1日くらい室内で乾燥させます
乾燥させてから封筒・ポチ袋などにいれセロテープで閉じます。ジッパー付きのビニール袋を使う時は、すぐに閉じてしまうと水滴がついてしまうことがあるので十分乾燥してください
光対策
光が当たると活動が活発になり種が弱ってしまいます。封筒やポチ袋に入れて光を通さないビンや缶に入れて密封します
一緒にシリカゲルを入れると湿気対策が完璧になりますよ
温度対策
湿気、光対策をしたら冷蔵庫または床下収納で保存します。冷蔵庫の場合は冷凍室や野菜室は避けましょう
野菜室は種を弱らせる「エチレンガス」が多いため、冷凍室は残った水分が種の細胞を壊してしまうかもしれないので避けます
それと中身が分かるように名前を書いておきましょう
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マリーゴールドの種採り まとめ
マリーゴールドはホームセンターなどで100円前後で苗が買えますが、育てた花から種を採って育ててみるのも楽しいと思います
芽が出る種の選び方を参考にして頂ければ幸いです
それではまた・・・
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