スタッドレスタイヤで初めて雪道を運転する時の心構えと普段と違う運転操作のポイントの説明

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初めて雪道を運転することになったらどうします?

sorami
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スタッドレスタイヤを履くから大丈夫!

雪は走り慣れた道をも別物にしてしまいます。不慣れな道ならなおさらです

たとえ、スタッドレスタイヤを履いたとしても、雪道を運転するには心構えと運転操作のポイントを理解しなければなりません

雪道を運転する時だけではなく普段の安全運転にもつながりますので、参考にしてもらえれば幸いです

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スタッドレスタイヤへの過信

スタッドレスタイヤだから雪道でも大丈夫!

これ  間違いです

はっきり言ってどのメーカーのスタッドレスタイヤでも滑ります。増してや、夏タイヤと同じ感覚で運転操作をすればなおさらです

心構え①スタッドレスタイヤでも滑るんだ

スタッドレスタイヤはミシュランが1982年に日本で国内販売を始めて以来各メーカーの研究・開発により進化し続けていますが滑りずらくなるものの完全ではありません

スタッドレスタイヤへの過信は禁物です

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「夏タイヤでも溝があれば雪道も大丈夫」と思っている方もおられるようですが、溝がある無しではなく、そもそもスタッドレスタイヤはゴム質が違うのです

自分だけではなく周りの迷惑になる考えはやめましょう

雪道について

「雪道」と言っても雪質や積もり方でまったく違います。また路面状態だけではなく降り方によっては視界が悪くなることもありますね

同じ道でもトンネルの出口や橋の上、建物の影などで路面状態は一変します

心構え②路面状態は常に変化する

アイスバーン

雪道で本当に危険なのは圧雪され氷状態になった路面です。その中でも「ブラックアイスバーン」は濡れた路面のように一見すると凍結しているようには見えないので夜間は特に危険です

轍(わだち)

雪道でクルマが通った跡を「轍」と言います。線路のように轍に合わせて走行するのが基本ですが自車のタイヤ幅や轍の間隔が合わないとハンドルを取られます

轍から外れる時(右左折時など)は注意してください

シャーベット状

水分の多い雪やみぞれが降るとビシャビシャとシャーベット状になります。この状態で次の朝冷え込むと路面が凍り危険です

運転する前の心構え まとめ

チェック スタッドレスタイヤでも滑る!過信は禁物
チェック 路面状態は常に変化する

運転操作のポイント

「雪道では急の付く運転操作(急発進・急ブレーキ・急ハンドル)は禁物」と言うことは知っているでしょう

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「急の付く運転操作」とはタイヤが鳴くような運転のこと?
そんな運転はしていないよ

だから自分には関係ないと思っちゃいますよね

心構え③雪道では普段通りが「急」の付く運転操作

雪道では慎重な運転操作が必要になります

雪道での発進

AT(オートマ)車ならアクセルを踏んでいないのにゆっくり動き出すクリーピング現象をご存知ですか?

雪道発進のお手本です。MT(マニュアル)車なら2速発進

とにかく・・・

ゆっくりスタートする事

この発進のしかたは「エコ運転」にもなり5秒で時速20㎞が目安です

雪道でのブレーキ

雪道に限らず「ポンピングブレーキ」使ってますか?そう、ブレーキを数回に分けて踏むやつです

雪道では特に

「ポンピングブレーキ」

が大切です

雪道ではブレーキを1回でギューッと踏み込むとタイヤがロックして滑り易くなります

それに・・・

どんなスタッドレスタイヤを使っても夏タイヤより停止距離が長くなると思っていれば間違いありません

心構え④アクセル・ブレーキ操作は繊細に! 

雪道でのハンドル操作

はじめての雪道運転
緊張してハンドルを持つ手がガチガチに・・・なるでしょうね

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でも、雪道では直進走行の時は意外に滑らないものです

滑るのはハンドルをきった時

緊張し過ぎると対応できなくなります。また、片手ハンドルも禁止!

前方の障害物(雪道で動けなくなったクルマなど)を避ける時はかなり手前から徐々に進路を変えるようにしましょう

また交差点で右左折する為に信号待ちをしている時はハンドルをきったままにしないで、直進状態でスタートして大回りで曲がるようにしましょう

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ハンドルをきったままだと車体が回転してしまうことがあります

心構え➄緊張しないで両手で操作する 

次はあおり運転と誤解される原因にもなる「車間距離」についてです

車間距離について

車間距離が短いと前項の「急」の付く操作、全ての原因になってしまいます

雪道では走行中は勿論、停車する時も前のクルマの様子を確認しながら「車間距離」をいつもより空ける様にしましょう

次項は車についているけどほとんど使わないスイッチについてです

雪道に役立つ装備

自分の車なのに「このスイッチ何?私のクルマにも付いてるの?」という装備があります。すべてのクルマに付いているわけではありませんが、中には雪道に使うべき装備があります

の機会に一度確認してくださいね

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横滑り防止装置

横滑り防止装置はカーブなどでスリップしそうになると自動でエンジン出力を抑制して安定した状態を保つ装置です

車が蛇行しているようなマークに「OFF」と書かれています

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スイッチを押すとOFFです 通常は“ON”にしておきます

ですが、雪道やぬかるみにスタック(ハマった)時は“OFF”にしましょう

SNOWモード

AT車のギアで“D”・“P”・“R”しか使っていない方が多い事でしょう

雪道では、“Dレンジ”に入れて発進すると力の強い1速からスタートするのでタイヤが滑りやすくなります。

前項でマニュアル車は2速発進が基本と言いましたが、AT車でもSNOWモードを使えば同じ効果があります

CVT AT(無段変速機)でも同じです

さらに坂道でのエンジンブレーキも向上するので、急ブレーキを踏むのを多少は回避できます

雪道の運転では、非常に大きな効果を発揮するので、付いていれば必ず“ON”にしましょう

はじめての雪道運転 まとめ

スタッドレスタイヤを履いていれば「雪道でも滑らない!」これが一番の間違いです。はじめて雪道を運転する皆さんにもう一度・・・

雪道運転 まとめ

チェック スタッドレスタイヤへの過信は禁物
チェック 路面状態は常に変化する
チェック 雪道では普段通りが「急」の付く運転操作
チェック 運転操作は慎重・繊細に・・・

それではまた・・・






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