昔はどこにでもいたメダカは、今やレッドリストの絶滅危惧II類に指定されるほどはずが減ってしまいました
しかし今では改良が進み様々なメダカが手軽に手に入り、飼い方も簡単なので人気が高まっています
もともとメダカは丈夫な魚なので室内だけではなく屋外でも飼育可能で、中でもメダカの住む環境を再現した様な「メダカビオトープ」が人気です
そこで私も、昔メダカを見た風景を思い出しながら近くの田んぼで採った雑草を使って、「メダカビオトープ」を作ってみました
田んぼに出かけよう
田んぼや畦(あぜ)に入る時の注意
田んぼは農家さんの土地です。必ず許可をもらいましょう
どんな田んぼが良いのか
田んぼには「タニシ」など様々な生き物がいます。しかし農薬を使うとそれらの生き物はいません
田んぼを覗き込んで色々な生き物がいる田んぼが良いですね
また今回のように雑草でも農薬が付いているとメダカに悪影響を与えます
そもそも田んぼや畦の生き物が激減したのは農薬のせいと言っても間違いないと思います
しかしお邪魔した田んぼは農薬などを使っていないようでコケを取ってくれる「タニシ」もいたので2匹持ち帰ります
採ってきた雑草
田んぼの畦際にあった3種類の草を採ってきました
水に浮いている小さな葉っぱ(浮き草)と半分水に浸かっている場所にあった雑草です
スマホアプリを使って名前を調べてみるとちゃんと名前がありましたよ
コウキクサ
小さな浮き草の名前は コウキクサ
(可能性 大)
育てた感想
小さな浮き草ですがどんどん繁殖するので小さな水槽ではすぐに水面を覆い尽くしてしまいます。こまめに余分な量は摘み取りましょう
コナギ
初めは「ホテイ草」かなと思いましたが、同じミズアオイ科に分類される一年性の田んぼに最も害を及ぼす水田雑草でした
(可能性 大)
アメリカコナギ
葉っぱの長~い雑草は「アメリカコナギ」
田んぼや湿地、水路の代表的な雑草の様です
(可能性 中)
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「PlantNet」紹介記事
❒ スマホ写真で植物の名前がすぐ判る無料アプリ【プラントネット】
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ビオトープを作る
準備する物
- 赤玉土(中粒)
- 水(湧き水)
- 水槽:テラコッタ(素焼きの鉢)
- プラスチックポット
- 採ってきた雑草
下処理
赤玉土はザルに入れサッとゆすぐ程度に洗っておくと濁りが早く取れます
コナギとアメリカコナギは虫や生きものの卵、農薬などが付いているかもしれないので良く水洗いしておきます
採ってきた雑草を植える
赤玉土を水槽の底から2cmほどの厚みになるまでいれます
カルキ抜きが面倒なので近くの湧水を入れ濁りが取れるまで放置します
バケツなどに必要なだけの水を汲み1~2日放置するか市販のカルキ抜き剤を使用します
コウキクサはバケツに汲んだ水に浮かせて置きゴミを落とします
プラスチックポット(鉢)赤玉土を入れ雑草を植えます
プラスチックポットを使うと植え替えが簡単になる他、メダカの隠れ場所にもなります
田んぼで採ってきた雑草 まとめ
近くの田んぼで採ってきた雑草で昔、メダカがいた風景を思い出しながら「メダカ ビオトープ」を作ってみました
後は定番の「ホテイアオイ」を入れるだけですが、さすがにホテイアオイは購入しようと思っています
コナギとアメリカコナギは半分水に使った場所に生えていたのでこの状態でも大丈夫だと思いますが2,3日様子を見た方が良さそうですね
それではまた・・・