メダカと一緒に「他の生き物も飼ってみたい」と思ったことはありませんか
- 一緒に泳いでいる光景でさらに癒される
- 水槽をもっと賑やかにしたい
- コケを食べてくれる生き物がいる?・・・水槽掃除が楽になる
そんなメダカの同居人を、近所の小川で網を使って捕ってみました。しかし、捕れた生き物が全てメダカに優しいとは限りません。中にはメダカに悪戯したり、食べてしまう生き物までいます
それでは、メダカと一緒に飼える生き物と飼えない生き物を実際に捕れた生き物でご紹介しましょう
生き物が捕れた場所と捕り方
近くに小川や池があればメダカと一緒に飼える生き物が住んでいるかもしれません。今回は川(本流)に流れ込んでる本当に小さな小川に行ってみました
川幅は広い所でも1m位、狭い所では30㎝程です。およそ50m先は川(本流)につながっています。水深は10㎝~40㎝と言ったところですね
川岸には雑草が生えていて、川底は泥砂、水は綺麗です
必要な道具は網と持ち帰り用の入れ物だけです(近所なので・・・)
持ち帰りに時間がかかる場合はエアーポンプがあれば安心ですよ
捕り方は川岸に近い川底をすくってみるだけです
実際に捕れた生き物の説明
一網目に「エビ」が入ったので、その辺りをガサガサすると・・・
落葉や小石に紛れてたくさんの生き物が捕れました
お分かりになりますか?
- 黄色丸:貝
- 赤線 :エビ
- 青線 :オタマジャクシとドジョウ
オタマジャクシ
♪オタマジャクシはカエルの子(^^♪
なのでメダカの水槽には入れられません
カエルになったらメダカが食べられてしまいます
今回捕れたのはかなり巨大、きっとウシガエルのオタマジャクシですね。即その場でリリースしました
貝
捕れた貝を見て「タニシ」と思う方が多いでしょう
実はこの貝は「カワニナ」。タニシとは別の生き物です
タニシと同じようにコケを食べてくれますが、きれいな水場を好み飼育するのは難しいかもしれません。また1回に300~400の稚貝が生まれるので、爆発的に増えてしまいます
飼育する場合は要注意ですね
ドジョウ
ドジョウは雑食性で食べ残しのメダカの餌も食べてくれます。また底に住んでいるのでメダカの邪魔にもなりません
メダカと相性が良い生き物です
エビ
ネットではミナミヌマエビ
しかし中にはメダカをいじめたり捕食するエビもいます。どちらも身近な小川や池で捕れるので水槽に入れる時は選別が必要です
この後もエビや貝が捕れました 約10分程で終了!
メダカと一緒に飼えない生き物
メダカと一緒に飼えない生き物は持ち帰らずその場にリリースしましょう
水槽に入れる前に、今回捕まえてきた生き物を見てみましょう。中にはメダカの敵が紛れ込んでいるかもしれません
赤丸はアメリカザリガニ!雑食性で何でも食べてしまいます。もちろんメダカと一緒に飼ってはいけません
黄色線の貝「カワニナ」は前項の説明に加えて高水温に弱い生き物です。飼育水温は5~27℃が良く、それ以上の水温が続くと死んでしまいます
小さな水槽で屋外飼育をしているなら夏場は水温管理が必要です
危険な水生昆虫
今回は捕れませんでしたがトンボの幼虫「ヤゴ」はメダカの天敵です。屋外飼育の場合、いつの間にか産み付けられた卵が水槽で孵化する事もあるので注意して下さい
その他の水生昆虫(タガメ、ミズカマキリ、ゲンゴロウ)などを捕まえてもメダカと同じ水槽では飼えません
メダカと一緒に飼える生き物
必要以上に捕り過ぎない様にしましょう。また他の場所に逃がすのも厳禁です
捕ってきたドジョウは一般的な「マドジョウ」です
ドジョウは底面を這うように泳いでいますが中層を泳ぎ回るドジョウには注意して下さい。もしかするとホトケドジョウかもしれません
東北から近畿、四国地方の小川に生息していて小型でずんぐりしています
ホトケドジョウはチョット攻撃的なのでメダカと混泳しない方が良いかもしれません
アメリカザリガニ、カワニナ、マドジョウ以外はエビです。実はエビの種類を特定(同定)するのは非常に難しい作業です
なので関連記事でご紹介した通り、テナガエビの仲間(スジエビ)かヌマエビの仲間で区別します
スジエビ(下画像)の特徴である長いハサミや関節の色、スジ模様がありませんね。これはヌマエビの仲間です
個別に観察した結果、今回はスジエビはいませんでした
メダカと一緒に飼っても大丈夫? まとめ
近所の小川でこんなに沢山の生き物が捕れるなんて・・・ちょっと驚きです
今回捕ってきた生き物(ドジョウ×1匹・ヌマエビの仲間×20匹)をメダカの水槽に入れました。その他の生き物は全て元の場所にリリース!
※ 絶対に他の場所へ逃がすのはやめましょう
それではまた・・・