メダカの屋外飼育で欠かせないホテイアオイは別名 「布袋草」と書くだけあって日本の水草と思われがちですが実は外来種、それも育ちすぎると他の生物にも悪影響をもたらすちょっとした厄介者です
ホテイアオイの成長は早く強い陽ざしとメダカの糞が分解された栄養があれば株分けが進み、小さな水槽ならあっと言う間に水面を覆いつくします
その為増え過ぎた株の「間引き」は欠かせません。ホテイアオイが増え過ぎるとメダカが死んでしまう原因になりかねないのです
関連記事 メダカが死んでしまう理由とは
間引いた株は池や川に捨ててはいけません! ➟ 要注意外来生物
可燃ゴミに出すなど最後まで責任をもって処分しましょう。また知り合いに株分けする時はその旨の注意喚起を忘れずに…
驚くことにホテイアオイは土植えでも育てられます。ホテイアオイはとても綺麗なうす紫色の花を咲かせるので観賞用に「鉢植え」で育てる事にしました
関連記事 ホテイアオイの鉢植え
ホテイアオイの巨大な根
間引きもすみ安心したいところですが、残したホテイアオイの巨大化した根を見て下さい
顎ひげのような紫色根が水槽の底を這うように20㎝位延びています。水中では根は大きく広がるので水面同様水中を覆いつくす勢いです
スポンサーリンク
根がメダカに与える影響
ホテイアオイの根はメダカの産卵場所に最適です
孵化した稚魚が親メダカから身を守る隠れ場所にもなりますが、巨大化した根に絡まり抜け出せない事もあります
また親メダカにとっても泳ぐ場所を占領してしまいます
ホテイアオイの根はメダカにとって水質浄化、酸素供給と言った恩恵だけではなく巨大化すると悪影響も与えるのです
メダカが酸欠する
ホテイアオイはメダカにとって大切な酸素を水中に供給しています。しかしそれは光合成が行われる日中だけです
夜間になると供給者から巨大化した根で水中の酸素をグングン吸い上げる消費者側になります
ホテイアオイがメダカに遠慮することは無いので、場合によってはメダカが酸欠で死んでしまうのです
写真のようにたった一株の根でもこれだけ巨大になります。間引き同様「根」の手入れも必要ですね
ホテイアオイの根を切る
根を切るとその分酸素や栄養の吸収が少なくなり成長を抑えられますが、どれくらい切れば良いのでしょう
また根を切っても枯れたりしないのでしょうか?と疑問を持ちますが、結論から言うと、去年ザックリ半分にしても枯れませんでした
なので今年も迷わず半分カットです
半分にしてもすぐに根が伸びます
根を切る時の注意点
ホテイアオイは浮き草なので、根を切る時はバランスに注意したください。また卵がついていたら繁殖に挑戦するのも良いですね
また花を咲かせたいなら開花時期(8月頃)に根を切るのはやめましょう
ホテイアオイの根 まとめ
皆さんも一度ホテイアオイの根を見たください。思った以上に巨大化しているかもしれませんよ
ホテイアオイの根は巨大化し過ぎるとメダカに悪影響を与えるので、私は躊躇せずに根を切ることにしています
切り過ぎたと思っても枯れることは無いと思いますが、まずは半分位にカットすると良いでしょう
それではまた・・・